2017年07月06日

不妊治療のこと

出産からもうすぐ一カ月、赤ちゃんのお世話で精一杯の毎日で、なかなか先のことを考えられませんが、待望の第一子なので、幸せを嚙み締め中です。

おととしの今頃から、仕事と並行して不妊治療していました。きっかけは、なかなか授からないので一度ちゃんと調べてみようと思って病院に行ってみたら、色々と原因が見つかりまして、自然妊娠は難しく治療が必要と判明したからです。子供はいずれほしいと思っていましたけど、「この本番が終わったら」「この仕事をやり切ったら」と先延ばしにしているうちに30代半ばになっていたという、まあ現代のよくあるパターンでした。婦人科の先生にも、「もう少し早く来ていたらよかったね」と言われました。

勢いで病院に行ったのでとりあえず検査を受けてみることしか考えてなくて、不妊治療を始める覚悟はなかったのですが、「立派な不妊症です」と先生から断言されたこともあり、一般的な治療から比較的新しい治療法まで、結果的にがっつりフルコースでやりました。仕事は一部の人に事情を話して、通院に合わせて日時を変更してもらったり、代わりの人を頼んだりして、なんとかどちらも乗り切ることができましたけど、もし融通の利かない仕事だったら治療との両立は難しかったと思います。

最初は治療をすればそのうち妊娠できるだろうと甘く見ていたら、そんな簡単じゃないことを思い知らされましたが、高度な治療にステップアップしてからはわりと早かったです。期間も予算も、設定していた上限に達する前に結果を出していただくことができました。夫婦二人三脚で頑張ったし先生の腕も良かったですけど、一番良かったのは運だと思います。

不妊治療の辛いところは、苦痛を伴う処置やお金がかかることよりも、先が見えないことと、努力が必ず報われるとは限らないことだと、治療中に痛感しました。今まで勉強でも仕事でも努力した分だけ何らかの結果が出ていたので、努力が全く報われないということに慣れていなくて、これはかなりしんどかったです。不妊治療って頑張れば必ず妊娠できる魔法のような技術ではないんですよね。妊娠って結局は巡り合わせとかタイミングが勝負を決めるというか、できないときは何をやってもできないし、できるときは何もしなくてもできるっていう。

それでも、うちは治療をしたおかげで我が子を抱いて家に帰ることができたし、たとえ努力が実らず授からなかったとしても、もともと良かった夫婦仲が治療を経て更に良くなったので、どちらに転んでも全力で治療に臨んだ日々を後悔することはなかったんじゃないかなと感じています。

今は色んな情報が溢れていて、選択肢も昔よりたくさんあって、何を選べば正解なのかは人それぞれですけど、大事なのは何を選ぶかじゃなくて、自分の決断に責任を持つことだと思います。
posted by eri at 13:50| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする